こんにちは、Elephant Career代表の秋山です。
私は、都内の理系大学を卒業したのち、ITベンチャー企業に就職し、3年目から人事として評価報酬制度やキャリア開発などを担当しています。みなさんと同じように働いているうちに、現場だけで得た知識だけでは、人事として会社を引っ張るのが難しいと徐々に感じるようになりました。そこで、人材開発・組織開発を専門的に学べる大学院に進学しました。
大学院の終了後は、ElephantCareerを立ち上げ、理系・文系関係なく大学院で学んだ方々にインタビューを敢行します。インタビューしてみると理系大学院出身者の方の中には、働き方を工夫して社会人大学院を卒業された方がいました。この記事では、理系大学院に進学した方のインタビューを踏まえて仕事と勉強の両立のコツなどを紹介します。
●イントロ 社会人大学院とは
社会人大学院とは、短大や大学を卒業して、一定期間会社勤めをした社会人が通う大学です。社会人大学院は、夜間や土日、オンラインなどで学習できる環境を整えており、会社に通いながらでも学習が可能です。
日本にある社会人大学院には、理系大学はもちろん、文系大学もあります。研究テーマは、学校によっては仕事で取り扱っている内容でもよいとしているところもあります。仕事の課題を体系的に学びながら解決が可能です。
実際にインタビューした方の中にも、仕事に課題感があった方や関連するテーマの研究をしていた方もいますよ!
●理系の社会人大学院とは
理系大学院は、コンピュータープログラムやIT系などの学問を学べます。実験や研究を伴うため、かなり忙しくなると覚悟する必要があるかもしれません。
もしも理系の社会人大学院に進学したい場合は、社会人が通うことを考慮したカリキュラムになっているか確認しましょう。さらに研究内容にも注目してみてください。同じ名前の研究科であっても、学校によって内容は異なります。
偏差値や環境だけで選んでしまうと、自分のやりたい研究ができないことも。自分が興味を持って取り組めるかしっかり吟味するのがおすすめです。さらにオープンキャンパスに行って、大学の雰囲気も確かめておきましょう。
通っている生徒の年齢層や職業などもチェックしておくと、どのような人が通っているのか見極められますよ!大学院選びは以下も参考にしてみてください。
●理系の社会人大学院に行くための勉強方法
理系の社会人大学院に行くためには、以下のことを勉強しておきましょう。
- 英語
- 小論文
- 面接
専門教科は課しているところもあるため、募集要項をチェックしてください。特に理系の大学院の場合、英語力は重視されます。TOEICやTOEFLなどを受験すると、スコアが評価に繋がることもあります。
基本的には、1年前から準備を始めておくのがおすすめです。必要であれば大学院に進学した方の話を聞くとスケジュールをイメージしやすいでしょう。スケジュールについては、以下の記事も参考にしてみてください。
●仕事との両立について
理系の社会人大学院の場合、仕事との両立は、厳しいですができます。今回はエレキャリでのインタビューに答えていただいた2名の理系大学院に通った方のエピソードを紹介します。
北陸先端科学技術大学院大学 市村春嘉さん
機械学習エンジニアとして働いている市村さん。情報系の授業を土日に受けて課題は平日の夜か土曜日にこなしていたようです。知識科学という社会科学寄りの授業だけは平日にあり、その授業を取っていた期間は18〜22時は大学院の授業に使っていました。
かなりハードスケジュールですが、仕事もセーブすることなく通えていたようです。市村さんは「平日日中は会社が休めないから社会人大学院に行けないと思っているんだとしたら、諦めずにチャレンジしてほしい」と語っています!
東京大学大学院学際情報学府 宇田川敦史さん
デジタルマーケティングやUXデザインの仕事に携わりながら大学院に通った宇田川さん。大学院には、日中に通わなければならなかったため、上司に大学院に通うために仕事を辞める相談をしました。すると、上司は大学院と仕事を両立できるよう、正社員から契約社員に変更して週3日程度の時間で通えるように工夫してくれたそうです。
時間に余裕ができたため、大学院の勉強にも集中できる環境を作れました。働き方を変えることで、勉強の時間も確保できます。
●まとめ
社会人大学院にも理系の学問を学べる学校があります。研究や実験が伴うため、かなりハードスケジュールになることは覚悟しておきましょう。しかし、きちんと計画しておけば、社会人大学院生活も乗り切れます。
進学のイメージがつかめない方は、エレキャリでのインタビュー記事なども参考にしてみてくださいね!