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「リスキリングってどのような意味があるの?」
「自分でリスキリングして新たなスキルを身に着けたいけれど、どうすればいいのだろう?」
自分が持っているスキルの可視化ができず、どのように学んで行けばいいのか迷っている方は多いと思います。実はリスキリングを自分で実践することは可能です。この記事では、リスキリングの意味や注目されている理由、方法、スキルの習得におすすめのオンライン学習サービスなどを紹介します。
新たなスキルの習得に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
●リスキリング(学び直し)とは?
リスキリング(学び直し)とは、新しい職業に就くため、あるいは今の職業で必要とされるスキルの変化に対応するために、知識を習得することです。海外では、2008年からAT&Tがリスキリングへの課題に気づき、取り組みを始めています。
対して、日本では各企業より2020年から取り組み報告がされ始めました。徐々に取り組みも見えてきている状態です。企業だけではなく、日本政府もリスキリングの推進を呼びかけているため、今後も広まり続けることが予想されます。
参考:経済産業省「リスキリングとは ―DX時代の人材戦略と世界の潮流―」
リカレント教育との違い
リカレント教育とは、自身が必要なタイミングで学び、仕事をすることを繰り返す仕組みのことです。リスキリングとリカレント教育の違いは、学び方と視点にあります。
リスキリングの場合、仕事と並行しながら学びます。対して、リカレント教育は一度仕事から離れて大学などに通い学習に集中する学び方です。リカレント教育は、職を離れることが前提です。
さらに、リスキリングは企業が会社員にスキルを習得させる側面が大きいですが、リカレント教育は個人の学びにフォーカスした考え方をしています。
参考:総務省「第1部 特集 人口減少時代のICTによる持続的成長」
●リスキリングが注目されている5つの理由
リスキリングが注目される背景には、以下の5つの理由があります。
- IT人材を確保する
- 働き方が変わってきている
- 技術的失業を防ぐ
- 業務効率化につながる
- 政府によるリスキリングの推進
なぜ注目されているのか、それぞれ解説していきます。
1.IT人材を確保する
日本企業では、デジタル技術を用いて業務プロセスの改善やビジネスモデル、企業文化などの変革をするDXに取り組む流れが加速しています。DXでは、デジタルツールの導入に対応できる人材が必要とされているのです。
実際に野村研究所の調査では、日本の労働人口の49%が人工知能やロボットなどに代替えされていくという報告もされました。今後は単なる働き手ではなく、ITを使いこなせるスキルを持った人材が必要とされてきます。企業の需要に対応していくためには、リスキリングを実施し、新たなスキルを確保していく必要があるのです。
参考:野村研究所「日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」
2.働き方が変わってきている
日本では、働き方にも変化が出てきています。新型コロナウイルス感染症によるテレワークの広まりなどで、出社して働くことも当たり前ではなくなってきました。出社だけではなく、顧客管理や営業もオンラインでの対応が進んでいます。
これらの働き方に順応するためには、今までとは違うツールを活用できるスキルの習得が必要です。そのため、リスキリングを促す企業が増えているのです。
3.技術的失業を防ぐ
リスキリングは、技術的失業を防ぐことにもつながります。現代ではAI(人工知能)が活用され始めており、人手が不要となる職種が今後増えると予想されています。たとえば、現在人が担当している以下のような業務は、いずれAIが代替えしていくでしょう。
- 訪問営業
- 事務作業
- レジ業務
これらの業務の求人は徐々に減っていくことが考えられます。代わりに創造性や協調性、型が決まっていない業務などを人間が担っていきます。技術的失業を防ぐためにも、新たなスキルの獲得は必要です。
4.業務効率化につながる
リスキリングは、業務効率化にも役立ちます。前述しましたが、ITツールの活用で、人が実施していた作業をAIやロボットが代わりに担当していきます。AIやロボットは、ヒューマンエラーが起こりにくく、人よりも早く業務を処理してもらえるのです。正確に業務を遂行するため、効率化だけではなく、業務の質も上げられる可能性もあるのです。
さらにリスキリングにより、新たなスキルを習得することで、現在の仕事でより効率的に業務をすすめるアイデアが浮かぶこともあるでしょう。業務効率化により、時間の短縮もできるため、ワークライフバランスの実現にも繋がります。業務効率化に伴う企業のメリットは多いため、働き手である私たちにリスキリングが求められているのです。
5.政府によるリスキリングの推進
2022年の10月に、岸田政権は5年間で1兆円のリスキリング支援を実施することを発表しています。政府も人材育成に意欲的になっており、IT人材不足を解消する狙いがあることがわかります。
政府の推し進めにより、企業もリスキリングに乗り出す流れが予想されるでしょう。自分でリスキリングすることで、企業のニーズに応えられ、技術的失業などをするリスクを減らせます。
●リスキリングで習得するべきスキル
リスキリングでスキルを得るときには、以下のものから習得していくのがおすすめです。
- コミュニケーション
- 英会話
- Webマーケティング
- データ分析・解析(AI)
- プログラミング
それぞれどのようなスキルなのか以下で解説していきます。
コミュニケーション
コミュニケーションもリスキリングで選ばれるスキルです。コミュニケーションスキルは、人と話していれば上がってくると思うかもしれません。しかし改めて学ぶことで、会話して習得するよりも早く技術を高められます。
コミュニケーションを学ぶことで、職場の情報共有が活発化し、新たなアイデアの創出やチームメンバーのモチベーション向上に役立つでしょう。チームワークを活かして、円滑に業務を進められるようにもなります。テレワークの導入で働き方が変わってきている今だからこそ、改めて注目されているスキルです。
コミュニケーションスキルは、特にメンバーをマネジメントする管理職や顧客と関わる営業などの業務に携わっている方は、必要になることが多いでしょう。
英会話
リスキリングでは、英会話スキルも注目を集めています。一見関係がないように感じますが、グローバル社会に向けて英語を話せるスキルを持った人材を企業は求めています。多くの企業で必要とされている汎用性の高いスキルのため、習得できれば海外勤務などの選択肢の幅も広がるでしょう。
特に英会話は、ほとんどの人の場合基礎の習得が済んでいるスキルです。そのため、他のスキルよりも、難易度が低く早く身につきます。リスキリングで何を学んでいけばいいのか分からない方でも、取り組みやすいといえます。
Webマーケティング
Webマーケティングもリスキリングで選ばれるスキルの1つです。Webマーケティングとは、Webを中心に実施するマーケティング活動のことです。自社が運営しているWebサイトに顧客を呼び込み、自社や商品、サービスの認知拡大や販促をします。
現在、消費者はスマホを所有し自分で情報を集めています。消費者に対して企業は、従来の訪問営業のような手法では通用しなくなっている現状があるのです。そのため、新たにWebからアプローチする営業手法が求められています。
さらに、Webマーケティングの習得で、顧客心理やデータ分析の方法なども理解できます。営業している方は、Webマーケティングのスキルの取得を考えてみてください。
データ分析・解析(AI)
データ分析や解析も、リスキリングする際に選ばれています。データ分析とは、決められた目的でデータを収集して、情報を読み取る技術です。AIを使う企業が年々増えていますが、それを使いこなせる人材はまだ少ない状態です。
需要が高まっていくため、データ分析・解析を学んでいく人も今後増えていくでしょう。データ分析や解析を学んでいくことで、客観的な事実に基づいた思考力を身につけられます。客観的な視点が養われるのです。
さまざまな分野で活きていくスキルのため、身につけて損はありません。
プログラミング
DXを推進するにあたって、プログラミングは需要が高まっていくスキルです。プログラミングとは、コンピューターに処理させる情報を書き出すことです。企業にとって、新たなオンラインサービスの提供や社内システムの見直しなどに役立つため、リスキリングで習得するスキルとして注目が集まっています。
プログラミングを習得することで、技術的なスキルを得られる他、論理的思考やロジカルシンキングを高められる効果があります。そのため、業務で予測していなかったトラブルが起きたとしても、冷静に対処できるようになるのです。自分が働いている会社で、IT人材不足が見られる場合は、プログラミングを学習してみるのがおすすめです。
●自分でできるリスキリングの方法
企業でもリスキリングを取り入れているところはありますが、まだ日本全体に広まっていません。会社に頼らず自分でリスキリングする場合、以下の3つの方法を試してみるのがおすすめです。
- 資格の取得
- 社会人大学院
- オンライン学習サービス
どのような方法なのか以下で解説していきます。
資格の取得
リスキリングする際に、資格を活用する手があります。資格を利用することで、目標が生まれるため、自主学習でも挫折しにくく、継続的に取り組めます。さらに、転職をする際にも、取得した資格は大きな武器になるでしょう。
リスキリングしたい方におすすめの資格は、以下です。
コミュニケーション |
コミュニケーション検定など |
英会話 |
など |
Webマーケティング |
など |
データ分析・解析(AI) |
など |
プログラミング |
など |
資格の取得は、目的を持って進めるのがおすすめです。目的に合った資格を選んで取得しましょう。
社会人大学院
社会人大学院もリスキリングの選択肢として考えられます。そもそも社会人大学院とは、大学や短期大学を卒業して、会社に勤めているまたは勤めていた人が通う大学院のことです。夜や週末の時間に学校に通うため、仕事を辞めずに学べることが特徴です。
大学院には、文系や理工系、福祉系などさまざまな種類があります。幅広い分野を学べて、リスキリングで得るべきスキルも十分に身につきます。研究の中で、思考力が磨かれ仕事に活かせるアイデアが思い浮かぶこともあるでしょう。
社会人大学院に通った方のリアルな意見が聞きたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
オンライン学習サービス
オンライン学習サービスもリスキリングする際によく選ばれている手法です。オンライン学習サービスとは、Webを活用して学習を進める方式を取っているサービスのことを指します。オンラインで学習できるため、時間と場所の成約がないことが最大のメリットです。
さらに、自分のペースで学べるため、初心者でも始めやすい特徴があります。今まで忙しくなかなか学習の時間を持てなかった方も、スキマ時間で学習できます。
●手軽に始めるならオンライン学習サービスの利用がおすすめ
手軽にリスキリングを始めたいなら、オンライン学習サービスを試してみましょう。オンライン学習サービスがおすすめな理由は、以下の2つです。
- レベルの高い教材で学習できる
- 低価格で学べる
オンライン学習サービスは、専門家が講師として登壇し動画で学習できるサービスがほとんどです。中には動画学習の後にクイズに答えて学びの定着度をチェックできるサービスもあります。それらを選ぶことで、着実にスキルを身に着けていけるでしょう。
オンライン学習サービスは、費用がかかったとしても、月々1,000円程度です。現在では無料で利用できる教材もあります。社会人大学院だと、初年度で100万円程度かかり、資格取得のためにスクールに通う場合も数万円はかかってしまいます。
それらと比較するとオンライン学習サービスはチャレンジのハードルが低いでしょう。ただし、社会人大学院は学費サポート制度を利用することで学費が抑えられることがあります。奨学金について気になる場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
●リスキリングができるおすすめのオンライン学習サービス5選
リスキリングができるおすすめのオンライン学習サービスを5つ紹介します。
- CLASS101+
- Udemy
- Schoo
- グロービス学び放題
- SHElikes
それぞれの特徴などを解説します。オンライン学習サービスを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.CLASS101+
引用:CLASS101+
「CLASS101+」とは、流行りの習い事をオンラインで受講できる定額制のサービスです。韓国で1位を取った実績があり、国内のみならず海外でも流行っているレッスンを受講できます。もともとは、CLASS101と呼ばれるクラスを購入して受講するサービスを提供していました。
しかし、より多くの方にオンラインレッスンを利用してもらいたいという思いから、月額制のCLASS101+の提供も始めています。プログラミングやビジネス、語学などのスキルを学べる他、趣味に関するカテゴリーまで網羅しています。
講義形式 |
動画 |
講座数 |
250クラス以上 |
講座内容 |
プログラミング/ビジネス/語学/データサイエンス/デザイン/アートなど |
価格 |
※14日間無料体験あり |
2.Udemy
引用:Udemy
Udemyは、21万コースから自分の学びたいものを選んで好きな時間に学習できるオンライン学習サービスです。購入した動画は、視聴制限がないものがほとんどのため、いつでも好きなタイミングで学習できます。
さらに、条件を満たした講座は、30日間返金保証に対応。そのため、好きなコースを購入して満足できなかったとしても、返金できるため気軽に購入できます。初めてオンライン学習サービスを利用する方でもチャレンジしやすいでしょう。
講義形式 |
動画 |
講座数 |
21万3,000コース |
講座内容 |
プログラミング/ビジネススキル/エクセル/データサイエンスなど |
価格 |
講座によって異なる |
3.Schoo
引用:Schoo
Schooは、ユーザー参加型の生放送を毎日実施しているオンライン学習サービスです。カリキュラムなどはなく、生放送予定から好きな講座を選んで、生放送の時間にアクセスします。
Schooで授業を担当している講師陣は、業界の最前線の方ばかりなので、授業の質も申し分ありません。授業中であれば直接質問もでき、分からないところがあったとしてもすぐに解決できます。生放送の視聴のみであれば無料のため、とりあえずオンライン学習サービスを試してみたい方におすすめです。
講義形式 |
動画(生放送・録画) |
講座数 |
7,000本以上(生放送は随時更新) |
講座内容 |
プログラミング/ビジネススキル/企画・マーケティング/マネジメント・リーダーシップなど |
価格 |
※生放送の視聴のみであれば無料 |
4.グロービス学び放題
引用:グロービス学び放題
グロービスは、仕事に役立つ実践的なスキルを習得できるオンライン学習サービスです。一流の講師陣による授業を閲覧でき、質の高い学びを体験できます。動画を閲覧した後もクイズ機能があるため、理解度を確認できる仕組みがあります。
グロービス学び放題で学習すると修了証の発行も可能。公的資格の証明にはなりませんが、努力を目で見て確認できるため、モチベーション維持にも役立ちます。オンライン学習サービスを継続していく自信がない方は、ぜひ試してみてください。
講義形式 |
動画 |
講座数 |
8,000本以上 |
講座内容 |
マーケティング/コミュニケーション/経営戦略/自己啓発など |
価格 |
※7日間無料体験あり |
グロービス学び放題は、経営大学院も運営しています。グロービス経営大学院に通った方のインタビューを読みたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
5.SHElikes
引用:SHElikes
SHElikesは、女性向けキャリアスクールです。オフラインとオンラインどちらにも対応しているため、オンライン学習サービスとしても利用できます。月に1回のコーチングも受けられ、目標に対してどれくらい達成しており、何が足りないのかを振り返る機会が得られるでしょう。
さらに、分からないところは直接講師に質問できる環境も整っています。他のオンライン学習サービスと比較すると費用はかかってしまいますが、手厚いサポートでしっかり学びたい方には向いています。
講義形式 |
動画 |
講座数 |
33コース |
講座内容 |
Webデザイン/マーケティング/ライティング/データ分析など |
価格 |
【受け放題プラン】
*入会金:16万2,800円 |
●オンライン学習サービスを利用してリスキリングをしよう!
リスキリングとは、新しい職業または今の職業で必要とされるスキルを習得することです。新しい働き方やDXが浸透していく日本で、デジタル技術を扱える人材の需要は今後さらに加速していくでしょう。企業や世間の需要に応えていくためにも、新たなスキルを獲得していきましょう。
リスキリングで獲得していくべきスキルは、今回紹介したものを参考にしてみてください。自分でリスキリングを進める場合は、オンライン学習サービスの利用がおすすめです。どのサービスを利用しようか迷っている場合は、今回紹介した以下の5つのサービスを検討してみましょう。
- CLASS101+
- Udemy
- Schoo
- グロービス学び放題
- SHElikes
それぞれの特徴を比較して、自分に合ったサービスを選んでみてください。