
学びなおしのきっかけとなった1冊、
学んでいるときの思い出深い1冊、
あるいは今まさに学んでいることに寄り添ってくれる1冊。
そんな1冊を先輩インタビューに登場してくださったあの人に聞いてみる連続企画です!
今回は、順天堂大学大学院医学研究科(博士課程)在学中の田中 希依さんです。
田中さんのインタビュー記事はこちら
SLOW 仕事の減らし方――「本当に大切なこと」に頭を使うための3つのヒント カル・ニューポート (著), 高橋 璃子 (翻訳)

◎田中さんのコメント
会社、大学院の研究や自分の新たな学び、プライベートでもタスクが山積み。巷には効率化の本が溢れていますが、あくまでも小手先の技術。どれほど効率化を図っても、時間や気力、体力、様々な面で限界があり、色々と思索を巡らせて仕事の質を高めたいのに敵わない日が続いていました。それに、昨今「生産性」という言葉も持て囃されていますが、定義は不明確。特に知的生産の仕事をしていると疑問が湧きます。
「生産性は何を指標として測るのか?」
物を作る仕事であれば分かりやすいですが、知的生産に関わる仕事は「質」が重要だと考えます。でも、知的生産の仕事はタスクに追われていたら成し遂げられない。熟考が必要だからです。そこで、溢れている仕事を減らすことを考えなければなりません。その方法を、本書はこれまでにはない視点で具体的に提示しています。
キーワードは「削減」、「余裕」、「洗練」。
100%その通りにはできませんが、参考になることは間違いありません。