学びなおしのきっかけとなった1冊、
学んでいるときの思い出深い1冊、
あるいは今まさに学んでいることに寄り添ってくれる1冊。
そんな1冊を先輩インタビューに登場してくださったあの人に聞いてみる連続企画です!
今回、本を紹介するのは...
仕事をしながら膨らんできた「このままでいいのか?」という想いに向き合い、大学院進学を選択した関根 諒介さんです!
関根さんのインタビュー記事はコチラ
「突破するデザイン - あふれるビジョンから最高のヒットをつくる」ロベルト・ベルガンティ(著)/日経BP
大学院では「倒産社長のwell-being」をテーマに研究をしていたのですが、そのきっかけとなった一冊がベルガンティの「突破するデザイン」です。
この本では、人々を魅了する新たなサービス・プロダクトを生むための手法として、多くの企業が実践してきたユーザー中心主義・問題解決としてのデザイン思考アプローチを否定し、個人的な経験や内発的な想いを基に、人々に新たなビジョンや解釈を提案する「意味のイノベーション」の有効性について語られています。
世の中で語られる意味や概念、常識などは社会的に構成され固定化されているわけですが、古びた解釈を打ち崩すオルタナティブな意味を世に提案すべし!というメッセージに感化され、「自分が変えたい意味はなんだろう?」と考えた結果、「倒産」のポジティブな意味表象を促すための活動・研究をするに至りました。新規事業開発やソーシャルイノベーション、起業を志す方にオススメの一冊です。