「学本(まなぼん)」=「大人の学びにぴったりの本」。
学びなおしのきっかけとなった1冊、
学んでいるときの思い出深い1冊、
あるいは今まさに学んでいることに寄り添ってくれる1冊。
そんな1冊をまとめた連載企画です。
今回、本を紹介してくれるのは…
筑波大学地球科学学位プログラムの博士後期課程に在学中の佐藤 大輔さんです。
佐藤さんのインタビュー記事はコチラ
佐藤さんコメント
院生になって印象にのこっている書籍は、
筑波大学山岳科学学位プログラムの最初の授業に登壇されたスコットランド/ハイランド&アイランド大学のMartin F. Price博士著の「山岳」(渡辺悌二・上野健一訳、サイエンスパレット034、丸善出版)です。
山岳科学の入門書で、山岳地域を取り巻く課題をさまざまな角度から取り上げていて、その後の山岳研究に多くの学びを与えてくれた本です。
ただ、社会人として大学院入学を検討している方々に、広くお勧めするというのであれば、私の座右の書である三島由紀夫の「葉隠入門」(新潮文庫)を挙げたい。
薄い本ですが、武士道のエッセンスが三島由紀夫のフィルターを通して語られています。
前向きに行動するよう、常に背中を押し続けてもらった本です。
日々の生活に悩んでいたら、是非この本を手に取って、叱咤激励してもらってください(笑)
一歩踏み出す勇気を貰えます。