働きながら学ぶ人を紹介する「先輩インタビュー」
今回は、米マサチューセッツ州立大学MBAプログラム(UMass MBA)を修了した佐藤丈広さんです。
インタビュー当日は、転職前の引き継ぎの真っ只中。「人間関係も良好なまま次につなげていきたいし、しっかり仕事をお渡ししたい」と語る誠実さからも、ご自身のキャリアへの真摯な姿勢がわかります。海外MBAだからこそ得られた学び、そのための緻密な準備など、価値ある情報がぎっしり詰まったインタビューです。
2022年10月より株式会社RightTouchにてエンタープライズ営業を中心とした事業開発に携わる。これまでに東京大学でのNEDO特任研究員、独メルク社での半導体プロセス材料向け営業担当者やマネジャー、エルゼビア社での研究開発向け学術データコンテンツの重要企業営業担当者を歴任。プライベートでは2021年末に生まれた娘にデレデレの日々を過ごしながら、体型を戻すこととスポーツで現役復帰するためにやっとジム通いを再開。
卒業・修了した大学・大学院:マサチューセッツ州立大学MBA
入学年月(年齢):2018年4月入学(34歳)
修了年月(年齢):2020年5月卒業(36歳)
●転職エージェントが見出した技術営業職の道
—————佐藤さんは学部時代、化学を学ばれたんですね。
はい、化学の教師を目指して理学部化学科に入りました。教員免許に関わる単位を学部でカバーしきれなかったので、大学院に進学したんです。もっと化学の研究をやりたい、という目的もありました。
大学院を出た後は研究に特化した派遣会社に就職し、大学の研究室に派遣されました。半年ほど経った時に、その大学のプロジェクトに直接採用されたという経緯です。
—————教員にならなかった理由は何だったんでしょうか?
キャリアの矢印の方向を考えて、スタートとして研究を選んだんです。教員になってから研究者に転向するのは難しいし、研究をやるなら研究のキャリアから進めるべきなんじゃないか。教員になるのはその後でもいい。研究室にいる間に論文でドクターを取れれば、アカデミックの道で可能性が広がるだろうとも考えました。
—————研究員時代はいかがでしたか?
3年半ほど大学の研究室にいたんですが、そこでの役割を見出すのは厳しかったですね。自分が研究でできるレベル感に見切りがついて、3年経ったぐらいから、企業に入ってキャリアを組み立て直そうと思うようになりました。28歳ぐらいの頃です。
最初は研究開発職として企業に転職することを狙っていたんですが、研究でドクターを取ったわけではないので、なかなか内定をもらえませんでした。社会人としての基礎的な経験も足りなかったため、即戦力として活躍できるフィールドに手が届かなかったんでしょうね。
そんな時、転職エージェントのキャリア診断で自分の適性を見抜いていただき、理系のバックグラウンドを活かした技術営業職の提案をいただいたんです。自分の力だけでは成し得なかった、大きなチェンジです。
—————当時も今も、このジョブチェンジを前向きに捉えていらっしゃるんですね。
そうです、これがなかったらすべて違う方向に行っていただろうと思います。当時から10年ぐらい経ちましたが、キャリアだけでなく人間性の上でも時間の流れ方がまったく違っていたでしょうね。
●ビジネスの基礎を学び、さらに上へ行く!
—————大変な時期もあった上で、その後は順調にキャリアを進めて来られたんですね。
最初の5年ぐらいは、社会人としてキャッチアップする時期でした。実は、社会人デビューが遅くてビジネスの基礎がわかっていないことに、劣等感を感じていたんですよね。自分と同じぐらいの年齢の人たちがやってきたことをやって、さらに上に行きたいと思っていました。
—————そこでMBAが選択肢に入ってきた?
そうです。MBAの手前でも、資格試験などにチャレンジしました。30代に入る寸前ぐらいにグロービスの20代向け就職セミナーに参加して、MBAで受ける科目の1日体験講座を何週間か受けました。この経験は大きかったと思います。
学びとしてのMBAにも興味を持ったのですが、MBAで学べるのは過去のことですから、今まさに目の前で起こっていることについてどう学びを深めていけるか、ということも考えましたね。ただ、忙しくて結局このあたりは追いきれませんでした。そこで、まずMBAで基礎を固めてから自分の興味を追っていきたい、と考えたんです。
—————MBAでは過去のケースを学び、その知識を活かして現在の問題を解くわけですが、当初からそれに気づいていたなんて、すごいです。
なぜ古いケースを引っ張り出さなければいけないのか、納得いかない時もありました。この授業内容よりも、ネットワークを広げて今起こっていることを題材に自分たちでディスカッションするほうが深い学びを得られるんじゃないか、と思ったこともありました。
ただその場合、各自が持つ知識は各自の経験に依存するものなので、体系立っていなかったり、根拠になるバックボーンがなかったりしますよね。体系立った学習の重要性に、あらためて気づきました。他の方の意見に価値があるかしっかり判断できて、自分がおかしな方向に流されず正しい情報を発信できるように、MBAで基礎を身につけたかったんです。
●差し迫ったニーズに合わせて選んだUMass MBA
—————大学院選びはどのように進められましたか?
まずMBA EXPOに参加して候補を絞りました。雰囲気や内容がわかっていたグロービスだけでなく、知財関係の勉強ができる虎ノ門にも興味がありました。虎ノ門でもセミナーに参加して教授や事務局の方とも交流していたので、この2校を候補として考えていました。
ただその間にマネージャーになり、レポートラインが完全に海外になって。日本語で勉強してもあまり効果を発揮できないんじゃないかと考え直し、英語で学べるMBAを探しました。入りやすさと認証プログラムである点を考慮し、カリキュラムを見て自分と相性が良さそうなマサチューセッツ州立大学MBA(UMass MBA)を選びました。
一番重視したのは入りやすさです。英語力の条件が、TOEIC700点だけなんですよ。MBAを取る必要性がすぐ目の前に差し迫っている状況で、英語のスコアを上げるために時間をかければそれだけビハインドになってしまう。だから、入学前より入学後の時間を充実させることを重視しました。州立大学なので海外MBAの中ではかなり学費がお手軽で、300万円(当時、ドル相場のため)ぐらいでした。
—————認証プログラムって、MBAの国際認証機関で認証されているプログラムということですよね?
そうです。一番求めていたのは、ビジネスの基礎的な部分をしっかり固めることでした。その上で、海外とやり取りする機会が多かったので、海外でも認められているプログラムを学んで自信をつけたいと考えたんです。授業も組み立てやすいし、オンラインが基本なのでクラスルームに行く時間が取られずに済むのも自分に合っていました。
—————授業も課題も全部英語なんですか?
基礎課程と呼ばれているファンダメンタルな授業は日本人講師が日本語で行いますが、上級課程は完全に英語で、アメリカで行われている授業と同じです。課題やレポート、ディスカッションは基礎課程からすべて英語です。日本語のサポート教材も用意されています。これがUMass MBAのメリットですね。5年以内に修了すればいいので、基礎過程が終わると授業の取り方も自由度が高くなります。
●オンラインコミュニケーションの質を高めたディスカッションボード
—————クラスメートと呼べるような存在は作れるんでしょうか?
私がいた頃は、プログラムを誘致している予備校が新宿にあって、そこのクラスルームで基礎課程の授業を受けられたんです。土曜日の丸一日、そこでがっちり授業を受けていました。40名ぐらいの同期のうち、クラスルームで顔を見ながらディスカッションしたりネットワーキングしたりしていたのは、15〜20人ぐらいでした。現在は完全オンラインなので基礎課程でも集まって授業を受けることはないのですが、LINEグループなどコミュニティを作ってディスカッションしているようです。
—————自分たちで集まる場を作ればいいということですね。
掲示板を使ったディスカッションが、必須になっている授業もありました。自分の意見を書き込み、他の人が書いた意見を読んで自分のコメントを入れていくスタイルです。
後になって実感したのですが、これが非常に良かった。実際のビジネスでは、会議室で熱くディスカッションしながら決めていくケースばかりじゃないですよね。チャットやメールでのやり取りがあって、資料を作ってしっかりとそれを説明してから仕事を進めることがほとんどです。オンラインでコミュニケーションを進めるやり方は、日々の仕事そのものだということです。
修了した後、コロナでリモートワークに完全移行してもキャッチアップが早かったのは、こういうスタイルの授業に慣れていたおかげだと思います。自分の強みになっています。すべての意見をアーカイブできるのも、ディスカッションボードの大きなメリットです。誰がどんな意見を言ったか、誰がどうコメントを入れているか、メモを取らなくてもすべてわかるし後から見返すこともできます。普通の授業だと声が大きい人が勝ってしまう傾向がありますが、ゆっくり考察して自分の意見を整えたい人もいますし、ディスカッションを盛り上げたいタイミングは人それぞれです。発言する機会もフィードバックをもらえる機会もみんな平等にあるという意味でも、書き込み式はすぐれていると思います。
—————ちなみに、UMass MBAにはどんな人が多いんですか?ホームページの業種別データを見ると、医療・製薬・医療機器・化学に携わる方が多いようですが。
確かに、特にMRの方たちは市況的にもMBAを取る必要性を感じている方が多いようで、どこのMBAスクールでも多いと聞きます。
グローバルでインパクトのある仕事をしようと考えている研究開発者やエンジニアの方たちは、メリットを感じるんじゃないでしょうか。アメリカのそれなりのMBAに行くには、通常は仕事を辞めて留学しなければならないですよね。今の仕事を続けながら英語でMBAを取れるのは、UMass MBAの大きなメリットだと思います。
●一段上の学びスイッチが入り、DBAを目指す
—————佐藤さんにとって、大学院での最大の学びは何でしたか?
やっぱり仲間ですね。1人じゃ絶対に最後まで走りきれなかったと思う場面が、いくつもありました。修了後もずっとアルムナイとしてつながりを持っている仲間が何人かいて、みんなで成し遂げた感覚があります。大変なことをやり切った、という自信もつきました。MBAというラベルが手に入ったことより、プロセスが残っています。
—————わかります、もう1回やれと言われたら嫌だ!という方もいました(笑)。
いや、実は僕、これからDBAを目指そうとしているんです。学びの好奇心が刺激されて、学び続けるスイッチがもう一段入っている感じですね。
もちろんMBAで一度燃え尽きる人もいるので、もっと学びたいと思う人とそうでない人と二極化するでしょうね。既に上り詰めていてゴールに近いと感じているのか、これでやっとスタートラインに立てたと感じているのか、ポジションによっても違いますし。
—————具体的にどんなアクションを考えていらっしゃるんですか?
営業やマーケティングなど実働部隊の組織のパフォーマンスをどうやって高めるか、もっと踏み込んだ研究をやってみたいと思っています。価値共創の営業というテーマで最近noteにまとめたんですが、MBAで学ぶマーケティング理論を営業の実戦に近づける方法を理論立てていきたいんです。
ただ、その前にやっておこうと考えていることがいくつかあって。産業組織心理学の知識がどうしても必要と感じているので、心理学の勉強を先にちょっとやってからチャレンジしようかな、とか。構想がいくつかあります。
—————何かやりたいと思った時にどのルートを学べばいいのかわかる、というのも大学院で得られる進化ですよね。
エルゼビア在籍時の2年半は、スキマ時間でいろいろ自社が出版するビジネス分野の論文を読んでいて、自分でリサーチクエスチョンをいくつも立てながらどんな領域の論文があるのか勉強していました。そのせいで、少しふるいにかけられたような気がします。
●小さな組織で一からビジネスを作り上げる経験を
—————今ちょうど次の会社に移られるタイミングだと伺ったんですが、次のステップを見据えた時に、転職が選択肢として上がってきたということでしょうか?
これから参画するのは、カスタマーサポート領域に特化したSaaSソリューションのスタートアップビジネスです。実は、自分のキャリアの最終的なゴールを、海外の会社が日本に進出する際のカントリーマネージャーを目指していて。今までは、現職のように外資の割と大きい企業でマネージャーのポジションを取って、グローバルリーダーシップの実績を積み、機会があれば横にスライドしていくというイメージを持っていました。でも、最近色々な方とお話しさせていただく中で、「自分のようにビジネスデベロップメントの経験が足りない人間に、カントリーマネージャーを任せたいと思うだろうか」という疑問が湧いてきたんです。
これから組織を作り実績を作るタイミングで参画させていただけるので、キャリアに必要なピースを埋めるには一番いいと考えています。社会人として日本の会社に参加するのって、初めてなんですよ。僕は一般的な国内企業だと異分子になりそう(笑)なのですが、スタートアップなら色々チャレンジさせてもらえて楽しいだろうな、と思っています。
●文化的な背景による感覚の違いに気づく
—————いい意味でも悪い意味でも、期待を裏切られたことはありましたか?
プログラムで用意されていること以外に、自分でやろうと思えばできることがいくつかあります。例えば、ネットワーキングの中で海外の学生とプロアクティブにやり取りすること。
自分がその気になればいくらでもできる機会があったのに、十分な時間を割けませんでした。日本のメンバーとはどんどんネットワークできたんですけど、現地のメンバーとはプライベートでも情報交換する機会がなかった。オンラインの限界を感じるところですね。
—————現地は現地で既にコミュニティができている、ということですか?
それもありますし、コミュニティを作らず完全に個人で走る人も多いと思います。海外のメンバーとのグループワークもかなりの数があり、時差がある中で一緒に課題に取り組まなければならないんですよね。さらに全然連絡がないメンバーもいて、コミットメントレベルがバラバラだったこともあります。
もっとつながりがあって情報交換できていれば、課題への取り組み方も共有できたと思うんです。それが、「もうあいつ、何言っても聞かないし返事もないし」と諦めが生じたり、フリーライドで名前だけはしっかり入っている人がいたり。でも、それは自分が現地のメンバーとのコミュニケーションに矢印を向けきれなかったせいだと思います。
—————時差が大変そうですね。
僕の場合、上司がアメリカの、それもマサチューセッツにいるので時間軸が一緒だったので、時差についてはそれほど苦労しませんでした。
ただ、レスがないとか「このぐらいでやろうよ」の「このぐらい」のレベルがまったく違うとか、それぞれの文化的なバックグラウンドによる感覚の違いは強く感じましたね。日本のプログラムだと、お互い文脈を読んで進められると思うんですが…今話しながら改めて思ったんですが、この文化的な違いはとても大きなことですね。
—————言葉にしないと理解し合えないということですね。ちなみに、日本以外の国にも拠点はあるんですか?
まとまったプログラムを誘致しているのは日本がメインですが、オンラインでどこからでも参加できるので日本やアメリカ以外、例えば中国の方もいらっしゃったと思います。
そもそも、アメリカの中でも皆ボストンに住んでいるわけではなく、アメリカ国内の色々なロケーションからオンラインで参加しているんです。アメリカではそういうケースが多いと聞きました。
—————日本のMBAとまったく規模が違う…色々な人がいて楽しそうですね!
●マルチタスクが上達、学びと仕事の好循環も
—————受験準備についてあらためて伺いますが、TOEIC以外に何か準備したことはありますか?
英語でディスカッションしたりビジネスについて考えたりする力を自分の中に植え付けておきたかったので、当時日本にあったニューヨーク大学の英語プログラムに行きました。まずマーケティングやケーススタディを英語でやるクラスに参加して、もっと学びを深めたいと考えて通うことにしました。ビジネスコミュニケーション、エフェクティブミーティングマネジメント、ネゴシエーションなど、1年かけて3単位取りました。
—————このプログラムはもうやっていないんですね…
金額は高いんですけど、色んな人にお勧めしていたんですよ。ビジネストピックを英語で学べるプログラムをずいぶん探して、なかなか適切なものが見つけられない中で、ここがベストだったのに。残念です。
いきなり大学院に入ってつまずくのは、それまで自分が学んだことがない科目なんですよね。例えば会計科目とか、日本語でわからないのに英語でわかるはずがない。一歩手前でリスクを減らしておくことが、大切なんです。レポートを書くためのパラグラフライティングなど、アウトプットの習慣をつけるだけでもかなり違うと思います。
—————進学すると決まった時に、パートナーやご家族、会社への説明で大変だったことはありますか?
当時は独身だったので、家族の問題はなかったです。会社には社費で行かせてほしいと言ったんですが、断られて。でも、行くこと自体はウェルカムで頑張ってこい、という感じでした。先ほどお話ししたように上司はボストンの人間なので、すごく喜んでくれました。
—————奨学金を受けられるプログラムなんですか?
いえ、対象外なので完全に自腹でした。でも、教育訓練給付金は会社から一筆書いてもらって申請すれば通ると聞いています。
学費は分割払いもできて、例えば基礎課程で先に少し払って、上級課程に進む時に残りを払うことも可能です。すぐ進学したいという人も、ハードルが下がると思います。
—————スケジュールのやりくりは、大変だったんじゃないでしょうか?
出張族でしたから、移動中もレポート作成していました。飛行機に乗ってから地上ランニングしている間まで、15分から20分ぐらいでバーッとレポートを書いて。離陸すると、大体寝ちゃうんですよ(笑)。出張先のホテルでもスキマ時間を見つけてやっていましたね。出張がない時は、ファミレスで夜10時から午前2時ぐらいまで、4時間粘って勉強していました。おかげで、マルチタスクは確実に上達しました。苦労しますけど、苦労しないといけないと思います。
仕事と学びそれぞれにフィードバックできることも、働きながらMBAに行くメリットでしたね。学んだことをすぐ実践できるし、実践してわかったことを学びに反映できる。インプットで終わらず必ずアウトプットの機会があり、それが次のインプットにつながる。いつも日々の学びを仕事にどう活かせるか、という視点を持っていました。
—————学んだことをすぐ翌朝から活かせるのは、社会人大学院の強みですよね。
●働けば働くほど知識のアップデートが必要
—————大学院で学ぶということは、佐藤さんにとってどういうことだったんでしょうか?
学び続けることそのものですね。人生の時間は大学卒業してからの方が長いのに、働き始めてから学ぶ機会を作っていない人が圧倒的に多い。大学の学部生くらいまでに勉強したことって、どんなに真面目に勉強されていた方でもすぐに陳腐化してしまいますからね。出涸らしの知識だけでは、仕事やポジションの変化についていけない。働けば働くほど知らないことがどんどん出てくるので、自分をアップデートしていくことが必要です。
僕は大学院に行きましたが、大学院に限らず学び続ける習慣が大事だと思います。修士を取ったぐらいじゃ、専門家でも何でもないですしね。
—————この言葉、みんなに聞いてほしい!えれキャリの活動意図も、まったく同じです。
学び続ける仲間や学べる環境が増えてくれば、企業や人材市場側もうれしいですよね。自分を変えたいと思う人がたくさんチャンスを得られるように、環境やネットワークが整ってくるといいな、と思います。
—————最後に、佐藤さんはどんな人に大学院進学を勧めますか?
「みんな」です。みんなやってみた方がいい、やらないと自分に合っているかどうかわからないですし。自分が過去やってきたことには自信を持っていいと思うんですが、先ほどの通り、それはすぐ陳腐化しちゃう。外部環境がどんどん変わってきている、その時その時で必要なものも変わってきていることに気づかなきゃいけない。
学びの機会について、色々な情報を仕入れるようにするほうがいいと思います。そういう意味で、えれキャリさんの活動には共感しています。今日の僕の話も、どんどん活用してください。
—————賛同していただいて、うれしいです!ありがとうございました。
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