なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆(2024年・集英社)昭和女子大学大学院 生活機構研究科 生活文化研究専攻 山田 瑞穂

学びなおしのきっかけとなった1冊、
学んでいるときの思い出深い1冊、
あるいは今まさに学んでいることに寄り添ってくれる1冊。

そんな1冊を先輩インタビューに登場してくださったあの人に聞いてみる連続企画です!

今回は、今回は、昭和女子大学大学院 生活機構研究科 生活文化研究専攻を修了された山田 瑞穂さんです。山田さんのインタビュー記事はこちら

なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆(2024年・集英社)

◎山田さんのコメント

大学院を修了し、研究や本と向き合う時間が減ってきたころ、この本と出会いました。まさに自分が今課題に思っていたことであり、働き始めてから頭の片隅で燻っていた疑問が輪郭を持って現れたタイトルに惹かれ、手に取りました。

大学生以降、私にとって、本を読むことは学ぶことと大きく繋がったこともあり、この本を読めば、なぜ働き始めると人は(自主的な勉学や研究として)学ばなくなるのか、ひいては社会人の学び直しが肩身狭く感じるのかという疑問の解決に繋がるのではないかと思い、読み進めました。

労働者と本の関係を、時代背景とともに明治時代から考証し、これから先の未来、どうしたら働きながら本を読む時間を持てるのか、その方法を提案している書籍です。

学びの一歩目として何か本を読んでみたいけどなかなか手が伸びないという方に、読んでみていただきたい一冊です。

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