都立大MBAで人事のキャリアを広げる

働きながら学ぶ人を紹介する「先輩インタビュー」

今回は、人材開発・組織開発チームの課長としてメンバーをマネジメントしながら、都立大MBAにて経営組織の研究をされた大友さんの話を聞きました。

大友美佳さんプロフィール

求人広告の企業営業からキャリアをスタート。企画営業を4年半経験した後、社内公募制度を使って人事に異動。人事にて、新卒採用、勤怠管理・メンタルヘルス対応などの労務、評価をはじめとした人事諸制度の企画・運用、社内研修の企画・運用などを担当。現在はエネルギー関連企業である株式会社エナリスにて、社内研修の企画・運用、企業理念推進活動、エンゲージメントに関する取り組みなど組織開発・人材開発を担当。現在、社会人17年目、人事12年目。

2022年3月に東京都立大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 経営学プログラム(MBA)を修了。

キャリアコンサルタント、Gallupストレングスコーチ、産業カウンセラーの顔を持つ。


「企業理念推進活動、任せた!」


———— まずは都立大MBAへの進学理由を教えてください。

2019年に現在勤めている会社が企業理念を刷新して、その推進活動を任されたのがきっかけです。企業理念推進活動のメンバーに選んでいただいたうえ、事務局も兼務することになったのですが、理念推進のやり方がわからない・・・(涙)でも仕事だからやり切りたい。そんな気持ちから、情報収集を始めました。すると、1つのインタビュー記事に出会ったんです。そして、高尾義明先生の著書「経営理念の浸透」を知り、都立大MBAを意識しはじめました。


———— 理念やカルチャー浸透は、人事業務の中でも抽象度が高くて難しい領域の一つですよね...仕事への責任感から進学を検討されたんですね。

任された仕事をやり切りたいという気持ちもあったのですが、ちょうど人事として10年目の節目の年で、学び直しをしたいなぁと思っていたんです。人事としてキャリアを積み重ねていく中で、経営陣と対峙する機会が増えてきたのですが、何か足りない・・・(悩)。MBAでの学びを通じ、人と組織について経営目線で考えられるような人事としてキャリアアップしたいと思いました。都立大を選んだ理由は、やっぱり高尾義明先生がいらしたからですね。11月の入試説明会で高尾先生の話を伺い、高尾先生の元で絶対に学びたい!!とスイッチが入ったんです(笑)。そのため、他の大学は特に検討しませんでした。

子どもから大人まで、人の成長発達に向き合いたい

———— 美佳さんは、人と組織への興味関心がとてもあるようにお見受けしますが、何か原体験などがあるのでしょうか?

もともと子どもの発達心理学に興味があり、大学・大学院では子どもの言語・認知発達を専攻し、修士論文では絵本の読み聞かせの研究をしました。就職して、求人広告の企画営業をする中で、就職した後も人は成長するんだ、ということに気づきました。大人の成長についてはそれまで考えたことがなかったんです。。。こうして対象は大人になりましたが、人はどうやって成長するのだろう?という興味関心は衰えず、社会人4年目の頃にキャリアコンサルタントの資格を取りました。

都立大MBAに進学する前にも、筑波大学のエクステンション講座でキャリアについて学んだり、東京大学が開催している講座で産業保健について学んだりしていました。ひょんなことから組織開発・人材開発の担当になり、高尾先生のお話を伺い、都立大MBAであれば、今の自分が得たい経営理念に関する学びが実現できるのではないかと思いました。



退院するタクシーの中から授業を受ける


———— 都立大での生活はどうでしたか?

これを言うとびっくりされるのですが、修了基準単位の30単位に対して、62単位を取得しました。M1前期は抑えめでしたが、M1後期、M2前期、後期と、履修したい授業がたくさんあって・・・(笑)





———— ヤバすぎ...先日さかたくさんにインタビューした時に、めっちゃ単位とってる先輩がいると聞いたのですが、もしかして美佳さんですか...??

そのうちの一人だと思います笑。 とにかく学ぶことが楽しかったので、2年間で学べることは全部学ぼう!という気概でした。実は2年間の間に1週間ほど入院した時期があって、今はもうなんともないんですけど。授業がオンラインだったので、病室で授業受けて、帰りのタクシーの中でも授業受けて笑。 今だから笑えますが、当時は同期に「そこまでやる!?」と驚かれました。オンライン最大の恩恵を受けられましたが、コロナ禍であったためにオンラインでしたので、対面の授業も受けてみたかったなぁとは思っています。





———— 仕事の方は結構柔軟に調整できたのでしょうか?

うちはコアタイム11〜15時までのフレックスなので、部下や会社に迷惑を掛けない範囲で自由にやらせてもらってました。帰宅が間に合わない時には会社で授業受けたりとか、授業時間は中抜けして授業後に仕事をするとか。「私いま、大学院いってます!」とあらかじめ回りに伝えておくことで、回りにもたくさん助けていただいて、学べる環境を作ることができたと思います。

修論が終わった今、正直暇ですね...もともと効率を重視するようにはしていましたが、大学院と仕事を両立するためにそれがより強化されていたので、今めっちゃ暇です笑 学び続けたいという思いはあるので、新たな学びの場に参加しようと思っています。また、会社の副業が解禁されたので、この2年間の学びを社会に還元するといったら大袈裟ですが、キャリア支援などで活かして行けたら嬉しいですね。



心の底から大学院にきてよかった

———— 同期の誰よりも熱意をもって学ばれていたことが伝わってきました。美佳さんにとって、大学院はどんな場所でしたか?

心の底から来てよかったと思います。もともとのテーマだった経営理念浸透について修士論文を執筆できましたし、授業では、組織、戦略、マーケティング、ファイナンスなど、MBAの醍醐味である様々な分野についても広く学ぶことができました。もともと数字が苦手で、財務や会計を食わず嫌いしていましたが、最近ではわかることが少し増えたので、ニュースを見ていると、お!とアンテナが立つこともあります。楽しいし、嬉しいですね。仮に都立大に来てなかったとしても、何かしら学んでいたと思います。漠然と物足りなさを感じていたので。今の自分に物足りなさを感じていたり、一皮剥けたい、成長実感を感じたいと思う人には、ぜひMBAおすすめです。



自分の仕事について「なぜ?」を問いかける

———— 最後に、受験準備についても教えてください。

筆記試験も大事ですが、大学院は研究計画書が肝になります。研究テーマは、日々の自分の仕事の中から見つかるはずです。自分の仕事について「なぜ?」を問いかける。「なぜこのテーマなのか?」「なぜ興味がそそられるのか?」など。。。それを文字に起こしたのが研究計画書です。自分でその答えを考えた上で、先行研究を調べ援用していきましょう。筆記試験に関しては、都立大の先生方が書かれた本をいくつか読んでみる、さらに過去問を分析して本と照らし合わせて傾向を捉える。過去問は実際に手を動かして、書いてみる。書く練習が大事です。書かずにいるといざ本番と言う時に書けずに焦るので。11月の入試説明会参加後からこの方法で準備して、2月の入試を無事パスできました。効果は立証済みです(笑)。



———— 4ヶ月の準備で試験をパスしたメソッド、これは心強いぞ!
ありがとうございました。

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