学びなおしのきっかけとなった1冊、
学んでいるときの思い出深い1冊、
あるいは今まさに学んでいることに寄り添ってくれる1冊。
そんな1冊を先輩インタビューに登場してくださったあの人に聞いてみる連続企画です!
早稲田大学大学院商学研究科(現:経営管理研究科)を修了された太田卓さんです!太田さんのインタビュー記事はコチラ
社長失格 – 板倉 雄一郎著 1998/11/21 日経BP
少し古い本ですが、著者が経営していたハイパーネットというIT企業の成功から倒産に至るまでを書いた本です。1990年代に日本でもITブームが押しかける中、マイクロソフトのビル・ゲイツが面会を申し込んだり、「ニュービジネス大賞」や「通商産業大臣賞」を受賞した注目の成長企業でした。ビジネスモデルからファイナンスまでどのような手法を取っていたのか、経営学というよりはビジネス小説感覚で読み取ることができます。
成功体験や起業について解説している本は沢山ありますが、実際に失敗した経験を時代背景とともにリアルに知ることができるので、起業やベンチャーに興味がある方には特におすすめになります。DeNA創業者の南場さんの著書『不格好経営』にも登場しており、DeNAを立ち上げた時に「この本を読んで、心が踊ったらDeNAに来い」と採用の際に伝えていたようです。