学ぶことが自分と社会を幸せにする。グロービス経営大学院

働きながら学ぶ人を紹介する「先輩インタビュー」
今回はグロービス経営大学院を卒業された檜山尭史さんです。

さまざまな業界を渡り歩き、ご自分で起業をした経験もおもちの檜山さん。現在はITインフラのSireへ勤務し、その傍らグロービス経営大学院でMBAを学ばれました。サラリーマンと起業家としての経験と、グロービスでの学びを通して深まった、「社会」に対する檜山さんの思いを聞きました。



檜山 尭史さん

神奈川大学を卒業後、建築、印刷、不動産、広告代理店など幅広い業界で営業経験を積みながら、新規事業の立ち上げなどに携わる。その後、個人事業主を経て起業し、 BtoC、BtoBなど幅広いタイプの販売戦略の立案から実行までを行う。会社の倒産を機に現職のSireへ転職し、仕事の傍らグロービス経営大学院でMBAを学ぶ。現在は別のデジタルハリウッド大学院へ進学し、EdTechを研究しながら現職でDX推進を実施。

卒業・修了した大学・大学院
入学年月(年齢):2020年4月入学(35歳)
修了年月(年齢):2022年4月入学(37歳)

さまざまな業界を渡り歩いた十年間

——まずは経歴から教えていただけますか。

転職は4回しています。1社目はサブコンと呼ばれる建築業界にいました。サブコンは設備全般を扱う会社で、うちの会社は大手乳酸菌飲料メーカーのプラント工場を作るなどの仕事がメインの会社でした。通常の建築よりも特殊な制限がたくさんあるので、それを覚えるのが大変でしたね。営業、設計、現場監督、全てやっていました。新卒で4年ぐらいいたと思います。

2社目は印刷業界で営業をしていました。プリンター系のシステムを作っている会社だったので、メーカー営業的な立ち位置をやりながら、プリンターの卸のような、いわゆる販売店みたいな形の営業もしていました。ここには3年弱いて、全国を回って展示会などもしていました。

 

——サブコン業界から印刷業界へと転職されたんですね。3社目は、ご自分でやられていたと伺っています。

正確にいうと、一旦個人事業主を挟み、その後知人と合同会社を立ち上げました。個人事業主としては、営業代行をしていました。不動産とか、広告代理店とか、零細企業系のメーカーさんといった会社の中には、営業する人があまりいない会社もたくさんあります。いろいろな社長さんと繋がりを作り、僕が基本全てフルコミッション、完全歩合制で売っていくという代行をやっていましたね。合同会社は、営業代行をやっている中で出会った人と一緒に立ち上げました。たまたま2人とも建築業界の経験があったので、ノリと勢いで「会社作ろう!」と作りました。



——合同会社は、個人事業をやってたときに出会った方なんですね。

そうですね。僕は建築の知見とか経験があったので、建築会社と仕事をすることもありました。建築会社って結構多重下請け構造になってるんですけど、横の繋がりって結構大事で、会社と会社を繋げてあげる仕事もやってました。そこで出会った人が、一度は会社を畳んだ社長さんだったんですけど、もう1回会社を作りたいってことだったので、じゃあ一緒にやりますかとなり、作りました。僕が建築の仕事を取ってきて、社長が現場を回すという形でやっていました。



——なるほど。すごいですね。それが大体30歳ぐらいのときですもんね。

そうです。まあ、それも倒産したんですけどね。



——ええ!そうなんですか?なんでですか!?

債権回収ができなくなってしまったんです。キャッシュが無くなってしまって倒産してしまうというやつですね。黒字倒産でした。悔しいですけど、いい経験になりましたね。



——そうだったんですね…。その会社を畳まれて、今の会社に来られたということですね。

そうですね。今はソフトクリエイトという会社にいます。SESという、IT系の人材派遣のような新規事業を立ち上げる話があって。専門職として新規事業を立ち上げるのは楽しそうだと思ったので、参加することにしました。

 

「人との繋がりを大事に」グロービスに進学

——そちらで働く中で、グロービスに進学されたんですね。

はい。当時は新規事業の立ち上げも終わり、なんとなく何かしなければな、と思っていました。何をやろうか考えていたときに、思い出すのは家族のことでした。合同会社が倒産したときに、実はかなり精神的に追い込まれたんです。そんなときに支えになったのが家族で。家族を幸せにすることが自分の人生において一番大事だな、という思いは自分の中に強い思いとしてありました。

家族を幸せにするためにはやはりお金や仲間、あとは何かしら自分が尊敬されるものというのが必要だと思っていて。それらを手に入れるにはどうしたらいいのか考えたときに、自分にできることは営業、その先のコンサルティングではないかと考えたんです。



——それで、中小企業診断士の勉強をし始めたんですね。

そうなんです。自分で勉強していて、そろそろどこかの学校に行こうかなと思って調べていたときに、たまたま会社でグロービスのクリティカルシンキングの授業を受けたんですよ。そこで初めてMBAというものを知りました。MBAの中身を調べていくと、中小企業診断士の資格の勉強と内容が似ていることが分かったんですね。同じように中小企業診断士の勉強をしている仲間に聞くと、中小企業診断士って資格を取っても横のつながりがないと、なかなか仕事が回ってこないらしいんですよ。なので、人脈を作れて中小企業診断士の勉強もできる、グロービスに行こうという結論に至りました。



——他の大学は検討せずに、最初からグロービス経営大学院に決めていたんですか?

いえ、他のMBAもいくつか検討しました。だけどどうもアカデミックすぎるものや、「学びにくる」こと自体を目的にしているものが多いように感じました。僕がグロービスでいいなと思っているのは「人との繋がりを大事にしてください」というのをメインに掲げているところなんですね。人と人とのネットワークは超大事ですよ、と。僕自身、自分で会社を経営しているときに、人と繋がったり紹介してもらったりしてビジネスって成り立つんだなと強く感じたんですね。なので、そういう「人との繋がり」を大事にしているグロービスを選びました。

 

グロービスで学び、挑戦が怖くなくなった

——「人との繋がりを大事にする」グロービス経営大学院の姿勢に共感されたんですね。卒業して半年ほど経った今、グロービスで学んだことの中で「これは学びとして大きかったな」ということはなんですか?

リスクヘッジのやり方についてきちんと理解できたというのが一番の学びだったかなと思います。リスクって、最小化できるんですよね。知ることで、リスクは小さくすることができる。「やらない」ことがリスクヘッジではない、と気づくことができたのは大きかったです。



——なるほど。言い換えると、「挑戦が怖くなくなった」ということですか?

その通りです。僕はまた起業したいなと思っていますし。中小企業診断士の勉強はしてますけど、アドバイスするよりも自分で起業して世の中変えた方がいいじゃん!って最近は思ってます。



——いいですね! 具体的にこれをやろう、というのは何か考えているんですか?

社会課題に対し、ビジネスで解決するとともに、持続可能な仕組みで立ち向かうということに取り組んでみたいと思っています。グロービスで「ソーシャルベンチャーマネージメント」というものを学びました。今までは、社会課題を解決するには寄付かボランティアしかないと思っていたんですね。でも、どうしてもそれが偽善みたいに思えて、嫌だったんです。でも、ビジネスで社会課題を解決することもできるということを学んで、やってみたいと思いました。

 

会社員としての仕事と両立させながら、グロービスへ通った二年間

——ありがとうございます。ここで、グロービス経営大学院に入学したときのことをお聞かせください。受験するにあたっての準備はされましたか?

してないです。試験はエッセイですし…。自分は、受かるために策を弄するのはどうなのって思うタイプで。経験してきたことをそのままぶつけたらいいんじゃないかと思って、特に準備はしないで受けましたね。



——すごい。全てご自分で準備されたということですね。大学院へ行くにあたって、会社や家族、パートナーとの兼ね合いの中で説明が必要になったり、困ったりしたことはありますか。

当時はもう独り身だったので、家族やパートナーへの説明は必要ありませんでした。会社の上司にはめちゃくちゃ話を通しましたね。部長に話した上で、役員にも話をしに行きました。上司には「本業に影響しないようにね」と言われましたが、ちゃんと結果を出していればそこは問題ないと思ったので、あまり気にしませんでした。



——会社にはしっかりと話を通したんですね。これは会社からお金を出してもらったとかではなく、自費で通われたってことですか。

自費です。2年間で卒業したので、訓練給付金はもらいました。



——なるほど。会社に行きながら大学院に通われていたということですが、一日のスケジュールはどのような感じだったんですか。

移動中と夜中にやる感じでした。移動中にケースは読んでしまって、夜にアサインメントと授業の振り返り、レポートをやっていました。アサインメントが結構重いんですけど、それでも1、2時間くらいでぱぱっと終わらせてしまって、レポートも3、4時間くらいで終わらせていました。授業で高い評価を取りたい人は、アサインメントやレポートにかなり時間をかけているみたいでした。僕は人との繋がりを作りに行く方を大事にしていたので、アサインメントやレポートは70点から80点くらい取れればいいかな、という感じでやっていました。



——会社と勉強を両立させた二年間を終えて卒業された今、これからの自分について思い描く姿や、具体的なキャリアイメージなどはありますか?

今は社会課題について取り組んでみたいと思っています。グロービスでソーシャルベンチャーマネージメントを学んだ際、ボーダレスジャパンの授業を別で受けてみたり、いろいろな社会課題コミュニティに参加してみたりという時期がありました。その中で行き着いたのが教育です。

社会課題について考える中で、人が変わらないと社会は変わらないということを強く感じました。でも、目の前の人を無理くり変えることはできないじゃないですか。じゃあ社会を変えることはできないかというとそうではなくて、人を変えることは難しいけど、その人の価値観や周囲の文化を徐々に変え、そこから社会の変化へと繋げることはできる。それはやはり教育の分野だろうと思って、グロービスを卒業後すぐにデジハリに入学しました。EdTechに明るい教授がいるので、その人の元で教育について学んでいます。



大学院で学ぶとは、「自分というOSのアップデート」である

——二つ目の修士があるってことですよね、すごいですね。抽象的な質問になるんですが、檜山さんにとって「大学院で学ぶ」とはどういうことですか?

「自分のOSのアップデート」ですね。パソコンのOSってどんどんアップデートされるじゃないですか。セキュリティだとか、操作性だとか、外部環境に合わせて、どんどん変化していくと思うんですけど。人間も同じだと思っていて。関わる人、会社における視座、役職、取引先などによって、自分が何をしたいかっていうのが価値観も含めて変わっていくと思うんですよね。そうなったときに、自分を常にアップデートしておかないと、やりたいことを実現できない。

日々変化、進化する社会についていけないですし、アップデートした先でしか出会えない人や物、考え方っていうのがあるはずなんですよ。アップデートしなくても現状維持にはなるんですけど、それだと前に進んでいる人たちからは取り残されちゃいますしね。自分は、それだと嫌だなって思います。



——なるほど、ありがとうございます。そのOSのアップデートの話にも繋がるかもしれないんですけど、檜山さんはどんな人に大学院を勧めますか?

幸せになりたい人は、大学院で学べばいいと思います。幸せの定義って人それぞれですけど、それでも知れば知るほど幸せに近づくと思うんですよ。知って自分をアップデートすれば市場における評価が上がるし、そうするとお金も入ってくるし、お金が入ってくると自分の中の幸せに目を向ける余裕がどんどん出てくると思うので。

あとは誰かを守りたい人、守りたいものがある人ですかね。自分が何も知らないと、守りたいものも守れないですからね。無知の知じゃないですけど、「自分が何も知らないということを知る」、そして「自分が知らなかった新しいことを知っていく」ことが、大学院ではできると思います。




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