学びなおしのきっかけとなった1冊、
学んでいるときの思い出深い1冊、
あるいは今まさに学んでいることに寄り添ってくれる1冊。
そんな1冊を先輩インタビューに登場してくださったあの人に聞いてみる連続企画です!
名古屋商科大学MBAを修了された金藤 美樹穂さんです!金藤さんのインタビュー記事はコチラ
さとりをひらいた犬 ほんとうの自分に出会う物語
昔から精神の発達に興味があり、心理学など独自に学んでいました。
MBAの卒業課題であるケース作成においても、MBAを通して起こりうる精神発達についてのケースを著しています。そんな中、成人発達論という学問に出会います。
まさしく興味のど真ん中である「大人の精神発達」について研究されている学問です。有名なところではティール文脈での天外知伺郎さんの「実存的変容」なども近いところと思います。「実存的危機」はまさしく成人発達論の文脈です。
本書は、主人公の狩猟犬が組織を飛び出し自分の道を探る冒険の中で成人発達論的道筋をたどる過程を、わかりやすく且つ読みやすい物語ストーリーとして描かれています。変動激しい昨今だからこそ、自分のよってたつものが何なのか、自分自身を見つめる上でおすすめしたい一冊です。